こんにちは!みこうさこです!
最近ウイルスに効果があると評判の『次亜塩素酸水』とはどんなものでしょうか?
中でも【微酸性】次亜塩素酸水が一番効果があるそうです。
弱酸性・強酸性次亜塩素酸水・電解次亜水・次亜塩素酸ナトリウムとの違いは?
家庭の消毒・手指の消毒で使うなら、どれが一番いいのか?
これらの特徴を、厚生労働省と専門家のページを参考にしてまとめました!
★ニュースで言われてる微酸性次亜塩素酸水は、ph5〜6.5までで濃度45〜50ppm以下なら、手指などの消毒に最適で無害です。効果がないというのは、限定的な実験のみの結果で、否定する根拠がないのです
微酸性次亜塩素酸水とは?次亜塩素酸水の種類
『エンベロープウイルス』(インフルなど)には、アルコール消毒が有効と言われていますが、『ノンエンベロープウィルス』(ノロ・ロタ)ウィルスには効果がないといわれています。
次亜塩素酸水、中でも『微酸性次亜塩素酸水』は、『エンベロープウィルス』には、特に除菌・殺菌効果が優れていると言われています。
また、『ノンエンベロープウィルス』(ノロ・ロタ)ウィルスにも、不活化する効果が確認されています。
つまり、どちらのウイルスも殺菌・不活化することができるそうです。
【次亜塩素酸】の種類は
次亜塩素酸系の商品にはいくつも種類があります。
①次亜塩素酸ナトリウム
②電解次亜水
③次亜塩素酸水
などがありますが、殺菌効果・安全性の面で③次亜塩素酸水・中でも【微酸性次亜塩素酸水】がおすすめです。
①②はオススメしません。
理由は、肌に優しいのは弱酸性ですが、①②はアルカリ性で、人体・肌に良くなく、特に①次亜塩素酸ナトリウムは、肌が溶けます。
③の中の・微酸性次亜塩素酸水というもののみが、一番肌に無害だからです。(アレルギー体質の方は試してからご使用下さい)
これから、それぞれの詳しい特徴を見ていきましょう。
①「次亜塩素酸ナトリウム」
漂白剤の成分として使われることが多く、強アルカリ性(PH12~)です。
人体に触れると、ヌルヌルしますよね? 皮膚が少しずつ溶けているのです。
ボロボロになってしまいます。
当然、人体に付けるのは良くありませんよね!
手指の除菌には絶対に向いてません。もちろん、水で薄めても使えませんのでご注意ください!
塩素ガスが発生しやすく、人体に危険があります。
また、金属が錆びやすいので、噴霧もできないし、日常使いには不向きですね。
【除菌効果】
真菌(黒カビ・青カビ)・芽胞菌(セレウス菌やボツリヌス菌など・膜があり、熱耐性薬剤耐性がある)に対する効果は低い。
細菌(大腸菌など)・マウスノロウイルスには有効です。
②「電解次亜水」
塩と水を電気分解してできる水溶液。弱アルカリ性(pH7.5〜)です。
有効塩素濃度は、50~200mg/L
★塩と水で業務用・家庭用【次亜塩素酸水生成器】で作ったものもコチラになります。
【除菌・殺菌効果】
細菌、真菌、一般ウイルスに有効。
③と同じ濃度だと、次亜塩素酸水より少し低いが、濃度を上げると(100ppm以上)同等になります。
でも、芽胞菌の効果は期待できないそうです。
【人体へのリスク】
弱アルカリ性(洗濯洗剤などと同じ)なので、手指が荒れる・目に入ると危険・人体の洗浄やうがいは不可
③「次亜塩素酸水」
「次亜塩素酸」(殺菌効果が高い)を主成分とする水溶液です。
ph〜6.5の酸性で、強酸性、弱酸性、微酸性と3種類あります。
厚生労働省の定義で原料・製法・製造機など、細かく定められています。
2012年より、電気分解し生成されたもののみ次亜塩素酸水と呼称するようになりました。
【除菌・殺菌効果】
次亜塩素酸ナトリウムの80倍の殺菌力!
細菌、真菌、一般ウイルス、マウスノロウイルスに有効。芽胞菌は45ppm以上で有効。
(参考文献:Wikipedia)
【人体へのリスク】
pH5~6.5なら、人体には安全で無害です。
【原料・製法】
塩酸、または塩化ナトリウム水溶液を電解することにより得られる、次亜塩素酸を主成分とする水溶液である。
【安全性】
食品健康影響評価を求められた2種類の次亜塩素酸水
は、使用後、最終食品の完成前に除去される場合、安全
性に懸念がないと考えられる。
(引用:厚生労働省)
【類似品】に注意!違いは?
厚労省・農林水産省・環境省に認可された次亜塩素酸水は、電気分解したもの(電解水)のみですが、
混合式で生成した『混合水』というものが、次亜塩素酸水として売られています。(次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を水で希釈混合し、中和する)
電気分解したものとの違いは、
【人体へのリスク】
人体に安全な次亜塩素酸水とは成分・製法が違い、安全性では、塩素ガスが発生する危険があります。
食品添加物の認可を受けていません。(次亜塩素酸水は認可アリ)
【殺菌・除菌効果】
芽胞菌・ノロウイルスには、電解式の微酸性次亜塩素酸水では不活化できますが、混合水は効果がありません。細菌、真菌、ウイルスには有効。
その他、詳細は、下の表の一番右をご覧ください。
次亜塩素酸水の種類
まず、次亜塩素酸水の中で、2つに分類されます。
A.塩酸に塩化ナトリウム水溶液(食塩水)を加えて電気分解したもの
pH5.0~6.5、有効塩素濃度10〜80ppm
B.電解次亜塩素酸水…食塩の入らない希塩酸だけを電気分解したもの
pH6.5以下、有効塩素濃度10~60ppm
★有効塩素濃度が45ppm前後は、ノロウイルスに最も近いマウスウイルス失活化の効果があります。
★常温でも50ppmであれば芽胞菌(耐熱性)のセレウス菌や枯草菌にも効果があると確認されているそうです。
さらに、3種類に分類されます。
①強酸性次亜塩素酸水
②弱酸性次亜塩素酸水
③微酸性次亜塩素酸水
結論から言うと、人体に安全で殺菌効果も高い順は、
【強酸性次亜塩素酸水】<【弱酸性次亜塩素酸水】<【微酸性次亜塩素酸水】
家庭で使うなら、【微酸性次亜塩素酸水】が一番おススメです!
それでは、それぞれの特徴と、その理由を見ていきましょう。
【強酸性次亜塩素酸水】
・有効塩素濃度 20~60ppm (mg/kg)(0.002~0.006%)
・PH2.7以下の水溶液です。
・製法
0.2%以下の塩化ナトリウム水溶液を有隔膜電解槽(隔膜で隔 てられた陽極及び陰極により構成されたものをいう。)内で電解して,陽極側から得られる水溶液。
【除菌・殺菌効果】
次亜塩素酸(HCℓO)比率が低いため、濃度が高くないと殺菌効果が弱い。
細菌、真菌、一般ウイルス、マウスノロウイルスに有効。
【人体へのリスク】
酸性度が強く、手荒れする。
使用するときに、塩素ガスが発生しやすく、危険があります。
【弱酸性次亜塩素酸水】
・有効塩素濃度 10~60ppm(mg/kg)(0.001~0.006%)
・pH2.7〜5の範囲の水溶液です。
・製法
適切な濃度の塩化ナトリウム水溶液を有隔膜電解槽(隔膜で
隔てられた陽極及び陰極により構成されたものをいう。)内で電解して、陽極側から得られる水溶液、
または、それに、陰極から得られる水溶液を 加えたもの。
【除菌・殺菌効果】
細菌、真菌、一般ウイルス、マウスノロウイルスに有効。
【人体へのリスク】
濃度・pHが低い(数字が少ない)ほど手荒れする。
使用するときに、塩素ガスが発生することがあり、危険があります。
【微酸性次亜塩素酸水】
・有効塩素濃度 10~80ppm (mg/kg)(0.001%~0.008%)
・PH5.0~6.5の範囲の水溶液です。
・製法
塩酸及び必要に応じ塩化ナトリウム水溶液を加え適切な濃度に調整した水溶液を無隔膜電解槽(隔膜で隔てられていない陽極及び陰極で構成されたものをいう。)内で電解して得られる水溶液。
2012年に厚生労働省に安全性が検証され、食品添加物の殺菌剤として認可されています。
【人体へのリスク】
有機物(皮ふや布・ティッシュなど)に触れて除菌が終わると水に戻るので、人体に無害で、
赤ちゃんにも安心して使えるそうです。
【除菌・殺菌効果】
アルコールや次亜塩素酸ナトリウムで殺菌できない『芽胞菌』(セレウス菌やボツリヌス菌、枯草菌など・膜があり、熱耐性薬剤耐性がある)にも、効果があるそうです。
つまり、殺菌剤の中で一番殺菌効果が高い、と言えるでしょう。
常温でも50ppmであれば芽胞菌のセレウス菌や枯草菌にも効果があると確認されている。(引用:Wikipedia)
微酸性の次亜塩素酸水が最も安全で殺菌効果も高い事が厚生労働省により検証されています。
殺菌効果は、次亜塩素酸の比率が高い方が効果がある。
微酸性の次亜塩素酸が一番高い。
参考文献 厚生労働省による
★50ppm以下の次亜塩素酸水及びその規格に準拠した次亜塩素酸水溶液であればヒトの皮膚に触れても大丈夫で、うがいなどにも使用可能
(引用元:https://www.oote-itsuki.com/about_jiasui.html)
しかも、毒性区分3と高い『塩化ベンザルコニウム』より、安全なのに、除菌効果があるそうですよ!
http://www.fwf.or.jp/data_files/view/1707/
『微酸性次亜塩素酸水』の特徴
【メリット】
・低い有効塩素濃度でも殺菌力が高い
・次亜塩素酸ナトリウムやアルコールに比べて食品に塩素臭が残りにくく、すすぎが少なくて済む
・廃水処理の必要がない
・エタノールでは不活化できないノロウイルスやMRSA,インフルエンザウイルスに対する殺菌および不活化効果が確認されている
・塩酸を電気分解した微酸性電解水は無塩のため噴霧することができ、空中の細菌や真菌、インフルエンザウイルスやSARSウイルスを失活することができる
塩酸を電気分解した微酸性電解水は無塩のため噴霧することができ、多くの事業所や家庭で使用されている。
次亜塩素酸水により、空中の細菌や真菌、インフルエンザウイルスやSARSウイルスを失活することが可能である。
また、微酸性電解水をドライミスト(5μ程度)で噴霧すれば濡れることもなく加湿と同時に感染予防にもなる。
(引用:ウィキペディア)
【デメリット】
除菌中は、若干、塩素臭がするため、念のため使用場の換気を行うといいでしょう。(終わると無臭になります)
有効塩素濃度が低いため、有機物(タンパク質、油脂など)が残った状態では、すぐに水に戻るため、有機物の内側・下は、次亜塩素酸水の殺菌/除菌効果が得られない恐れがあります。
あらかじめ汚れを十分に落としてから使用しましょう。
★ノロウイルスなどの吐しゃ物には、菌の飛散を防ぐため、上からペーパーなどをかぶせて、次亜塩素酸水(200ppm以上)か次亜塩素酸ナトリウムを噴霧してゆっくり完全に取り除く。
その場所にさらに次亜塩素酸水(200ppm以上)を噴霧すると効果的。
ラットにアレルギーテストを行ってますが、アレルギーがある人は、念のため少し試してからご使用ください。
紫外線と温度・光に弱いため、当たると、ただの水に戻りやすいです。
遮光容器に入れて、消費期限以内に使い切ってください。
(参考:Wikipediaより)
【おすすめの微酸性次亜塩素酸水の商品についてはコチラ!】
【注意!】
★紫外線を遮光するボトルを使ってても、窓際など日光に当たるところに置いておくこと、透明の容器はやめた方がいいです。
★金属につけたままにすると、若干錆びやすいので、拭き取ってください。
★50ppmより濃度が高いものは、皮膚用には50ppm、その他の消毒用には、用途に合わせて希釈して使ってください。
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洋服は洗濯・日光に当てる・洗濯できない時は?
【3/8追記】
一番いいのは、洗濯して日光に1時間以上当てるのがいいそうです!
紫外線には殺菌効果があるため。コートや布団など分厚いものは、裏と表で各一時間ずつ干すといいそうです。
(『アッコにおまかせ』出演 岡田晴恵氏(白鴎大学教授・感染症学専門)
【4月7日追記】行政LINEより
Q. 洗濯するとウイルスを取り除く効果はありますか?また衣服にもアルコール消毒をするべきでしょうか?
A. 感染予防が専門で、日本環境感染学会の菅原えりさ理事によりますと、コロナウイルスに関しては証明されていませんが、大部分のウイルスでは、通常の手順で洗濯を行えば衣服についたウイルスが物理的に流れてしまうので、アルコール消毒の必要はないということです。
また、せきやくしゃみが広がるのを防ぐために口を覆ったハンカチなど、ウイルスが取り除けているか特に心配だという場合は、沸騰したお湯に15分から20分ほどつければよいということです。
<出典>
NHK. 新型ウイルス 感染力は?ワクチン開発は?疑問をまとめました(2020年2月12日更新時)https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/
まとめ
ウィルスに一番効果があるのは、食塩の入らない希塩酸だけを電気分解して、水で薄めてない、微酸性次亜塩素酸水と言われています。
できれば用途に合わせて濃度別に購入して、原液のまま使うのが理想的ですね。
そして一番大事なのは、免疫をつける、睡眠、栄養、正しい手洗い、うがい、洗浄ですね。
あとは、みんなのために、買い占めはやめましょうね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
参考になれたらうれしいです!
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